2009年09月28日

障害のある学生の修学支援実態調査が公表に

昨日は入試説明会のため出勤でした。参加された高校生の方、ご父兄の方、どうもありがとうございました。また手伝ってくれた学生スタッフもありがとう&お疲れさま。

さて、以前、わたしのゼミには視覚に障害のある学生が在籍していまして(その学生は卒業しました)、わたしも初めての経験だったのでどのように彼を指導していけばいいのかわからないまま手探りで彼とともに2年間を走った経験があります。障害をお持ちの方にとって、十分な環境下で学びたいことを学び、持てる能力を生かして仕事をするという体制は、まだまだ十分ではありません。うちの短大も、必要最低限のハードの整備と、講義やその他におけるケアをしてはきましたが、彼にとって十分な対応であったとは思えませんし、また、そういう学生が学びを終えた段階での次の進路を探していくときの門戸の狭さにも、同時に悩まされる羽目になりました。障害と一口に言っても、その内容は様々、同じ視覚障害であってもその内容はさらに分かれます。ですから、個別対応をせざるを得ない部分も多分にあり、受け入れ側にとっては確かに負担となることもあるかなと思います。でも、一方でその負担感を吹き飛ばしてくれるほど、彼が在籍した2年間はわたしにとっても様々な発見があった素晴らしいものでした。

そんな中、日本学生支援機構さんが「平成20年度(2008年度)障害のある学生の修学支援に関する実態調査」を公表されています。

次項有日本学生支援機構
平成20年度(2008年度)障害のある学生の修学支援に関する実態調査
平成20年度(2008年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書(PDF:1,421KB)

障害のある学生に対して、どのように修学支援をしているかというアンケート結果なのですが、全体的には対応が進んできたというのが実態なのでしょう。

ただまぁ、当該学生の障害に応じて対応することが必要なので、一般的なハード面での対応(バリアフリーとか点字ブロックとか)といった内容だけでははっきり言って不十分です。ノートテイクのサポートや、最近ではPC環境の整備(持ち込みPCをOKにしたり、音声読み上げシステムや専用ディスプレイ、プリンタ類の設置、その他)なども必要ですね。加えて、メンタル面での相談窓口やサポートも必要です。進路などの将来のキャリアについても十分な配慮が必要です。

そういった様々なことについて、学生支援機構さんを中心にいろいろな活動がされていますが、横のつながりがまだ十分じゃないというか...正直にいえば「一回、その手の学生を受け入れてみないとよくわからない」というのが実態かなと思います。
教育関係者はもちろんですが、企業の側の人たちも含めて、もっとこの手の問題には真剣に取り組んでいかねばならないと思っています。
わたしもできることから...ということではありませんが、過去に学生支援機構さんからうちの事例が小規模短大としては結構珍しいということで、ヒアリングにご協力したことがあります。そういうことも含めて、一歩一歩やっていかねばなりませんね。

ちなみに、先にあげた卒業生ですが、現在は生活自立のための訓練を某所で受けています。時々メールのやり取りがありますが、頑張ってるようです。こちらも、とてもうれしく思います。
posted by はなだせんせ at 00:42| 群馬 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報教育関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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