週末に目を通してはいましたが、移動その他でバタバタしていて掲載するのを忘れていました。というわけで、こちらも。
RSAカンファレンス関連の記事です。
●[RSA Conference 2009]ネットを危険地帯にしているのは教育者---和歌山大の豊田准教授が指摘
もうね、すごくよくわかりますよ…これ。教育者が教育現場で適切な情報倫理教育を実施できていないという実態。そもそも、高等学校で教科『情報』が必修になっているのに、本質的な情報教育ですら実施できてないわけです…というよりは、実施できているところと実施できていないところの格差がでかい。その最大要因は、教育側の理解・スキルの問題とそれにかけるインフラを含めた内容の問題かなと思っていますが。
大学でも似たような現象はありますけど、ただ、大学での初期教育における情報教育はだいぶ集約化されつつありますので、ノウハウが適切に伝わっていけばいいんでしょうけどね。
教員免許状の更新講習では、教育の最新事情というカテゴリ内で情報セキュリティについて学ぶことは必要になっています。(ちなみに、私は更新講習の担当者の一人で、情報セキュリティを担当してます。)そういう機会を通じて、教育者のための教育が広まればいいんですけどね。
情報セキュリティは、教育がしっかりとされるようになっていけば、社会的なセキュリティコストを下げることができるというのが、私の持論です。どうせ教育機関なんてものは多かれ少なかれ国の税金が大量投入されているわけですから、社会的コストを下げるようなことに貢献するのは当然だろうと思うわけです。加えて、セキュリティの問題は最終的には人の問題、つきつめると心の問題にいきつきますが、今の世の中で心の問題に対応できるところは、教育と宗教ぐらいしかありません。宗教ではなかなか情報セキュリティを徹底化させるというような要素を見いだせてませんので(やれば面白いと思うんだけどな(笑))、そうすると教育しかないでしょう。
というわけで、教育機関に籍を置くものの一人として、この問題とはがっぷりよつに組んでやっていかねばなりませんね。


